
MASAYA YAMAGUCHI
株式会社エヌエスピージャパン 代表取締役
好きなもの:プロレス
休日の癒やし:熱帯魚
頼ってくれたお客様を断らなければならない辛さ
深刻な悩みがあるということですが。
もうね、本当にちょっとどうしていいか…非常に苦しいんですよ。
とにかく人が足りなくて。
仕事はあるのに人手が足りない、という状況なのですか?
そうなんです。
ありがたいことに仕事のオファーは結構あって、ぜひNSPJにやって欲しい仕事があると、頼んでくれたり、待ってくれたりするお客様がいるわけです。
仕事がなくて困っていた頃から19年、そういう声を頂くために頑張ってきたのに、それを断らなければいけない辛さ…これは非常に苦しいところがあります。
これからもお客様の信頼に応えて生き残っていくために、ぜひ一緒に頑張ってくれる仲間を増やしていきたいんですよ。

必要なのは興味だけ
即戦力の方を探しているということでしょうか。
もちろん欲を言ってしまえば、現時点で色々出来るという方は非常にありがたいんですけど。まだ経験のない方でも、コンピューターとか機械とかに少しでも興味があるなら、それだけで十分だと思っています。
興味さえあれば何とかなると?
はい。
我々には独自の優れた研修プログラムがありますし、ちゃんと育てる自信があります。どちらにせよ技術はどんどん変わっていきますから、経験のある人であっても常に学んでいく必要はあるわけでなので、現時点で完成されている必要はないと思っています。

それぞれの人の事情に合わせた働き方を応援したい
プログラマというと男性がメインのイメージがありますが。
そうですね、実際うちもほぼ男性だけです。
もちろん女性の方にも挑戦して欲しい気持ちはあるんです。でもなかなか来てもらえなくて…。
機械っていうのはどうしても男性の方が向いてそうなイメージがあると思うんですけど、今IOTと言われているように、機械がインターネットとつながってどんどんできることが増えている社会になっています。
女性がメインで使う機械もあるわけで、そうなると女性ならではのアイデアが必要だったり、デザインとか見栄えとか、女性の感性が大事になる場面は非常に多いんですよ。
我々もそういったことにはどんどんトライしていかないといけないので、ぜひ性別関係なく来て欲しいと思っています。
働きやすい環境のために取り入れている施策はありますか?
育児休暇や出産に関しての休暇は現在もありますし、在宅勤務なんかも今後取り入れて行きたいと思っています。
ちょうど今仕事をしている取引先の担当者の方には2歳のお子さんがいらっしゃるんですが、ネット会議を活用して出産後も仕事に関わられているんです。
とても優秀なのに、子供が出来たら仕事をやめなければいけない、というのは非常に勿体ないことですよね。
それに出産だけではなくて介護のためだったり、男性女性関係なくリモートで働きたいというニーズはあると思うんです。
今はインターネットもありますし、特に我々はまさに通信の分野の会社なので、積極的に様々な働き方を模索していきたいですね。
いいアイデアがあればどんどん提案してもらいたいです。

『つながる』通信の魅力
NSPJという会社について教えてください。
うちのメインフィールドは通信です。
ITなら何でも事業分野だと思われがちなのですが、人と機器、機器と機器など、インターネットだけでなくロボット同士の通信とか、何かと何かをつなぐために必要なシステムの構築が専門です。
様々な大手企業からも難題が持ち込まれるとか。
まあ…そうですね(笑)
通信という分野においてはうちは長くやっているので、アドバンテージがあるとは思いますし、うちを超える技術力がある会社さんはそうそうないのではないかという自負もあります。
他の企業に頼んだり、自社内でどうしても出来なかったので何とかして欲しい、という依頼も多いですし、そうやって頼られるというのは技術力を認めてもらっているということなので嬉しいですよ。
通信という仕事の魅力はどんなところですか?
やっぱり、つながる喜びを届けている、というところでしょうか。
通信というと結構地味で、ケーブルのなかをデータが通って何が面白いのかと言われると難しんですけど(笑)
でもすごく大切なんですよ。
例えば災害で地震が来た時に、家族に連絡が取りたいけど電話がつながらなかったりすることってあるじゃないですか。そういう時に、よりつながりやすい方法を見つけることができれば、多くの人に喜ばれますよね。
ロボット同士だったり、人間だったり、遠くにあるものと通信できて、つながってコミュニケーションが取れた。それで誰かが喜んでいる。そういうことが出来た時に、素晴らしい仕事をしたなって感じます。
山口社長もそういう仕事を経て、通信の面白さに気づかれたのですね。
そうですね。
バルセロナオリンピックの時に、初めてのライブ通信の現場に立ち会ったことがありました。
ライブと言っても3秒遅れなんですけど。それでもその当時は画期的で、衛星を使って、それまでは見ることができなかった、ほぼリアルタイムでの中継に挑戦していたんです。
私はまだまだ雑用しかできなかったのですが、でも中継の映像が映った瞬間に現場がものすごく湧いて、その瞬間に立ち会えたことは、今通信の仕事をしている原点になっていると思います。
その頃に比べると今はもっと高度なことが実現していますが、まだまだ想像も出来ないくらいのところまで進化していくと思うんです。
ですからこれからもそういうことに携わり続けて行きたいと思っています。

就職活動中の方へのメッセージ
通信というとあまりイメージがわかなかったり、プログラムって難しいと感じるかもしれませんが、我々もみな最初は素人だったので、心配せず一歩踏み出して欲しいと思います。
手を挙げてくれた以上は責任を持って一人前のプログラマに育てていきますから、何か少しでも興味を持てるポイントがあるならぜひ話を聞きにきてください。
遠方からでも、海外からでも大歓迎。お待ちしています!
